卒論用文章メモ 中市

生まれ育った環境によって,子どもが獲得する学力に差がつくことを「学力格差」とよぶ.必要な教育を受け,一定の学力を身に着ける機会は本来平等であるべきだが,現実には生まれや育ちの環境によって状況が異なることは,2000年以降多くの研究者によって指摘されてきた[1]. 家庭環境によって教育にかけるお金の多少で進学に必要な学費や生活費,習い事や通塾費などに差が生じる経済的な問題,親の学歴や家庭の蔵書数などの文化資本の差が子供の希望進路に影響する問題が大きな原因とされる[2].その他にも地域差,言語の違い,男女差,教師の指導力など多様な要因が組み合わさって格差が生まれている. 中学三年生に対する調査では,最も低い経済的背景の生徒は,最も高い背景の生徒が全く勉強していない場合の平均値で追い抜くことができないという結果が出た[3].大都市では学校ごとの学力の違いが大きく,その学校にどのような社会経済的背景の子供が通うかにより強く規定されており,学習習慣の定着にも影響している.これらの結果から,家庭背景の不利を生徒個人の学習時間でのみ克服することは極めて難しいことがわかる.

https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/01/wha_pro_end_06.pdf 使えそう

[1] https://benesse.jp/educational_terms/1.html#:~:text=%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E8%82%B2%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6,%E6%8C%87%E6%91%98%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82 [2] https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/69/1/69_21/_pdf/-char/ja [3] https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/07/10/1406896_2.pdf


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