卒論用文章メモ 中市

学習者が学習する際,当日の体調の悪化や予期せぬトラブルの発生など,学習の進度が遅れてしまう要因は多数存在する.Critical Pass Methods(CPM)を使用した手法を扱うことで余裕を持った学習をすることができると考えた.

CPMとは1950年代に開発されたプロジェクトマネジメント手法で,重要なタスクを特定してプロジェクトを順調に進めることを可能にする.現代においては自動化ツールによって簡単に作成されるように進化し,プロジェクトプランニングにおいて不可欠な一部となっている[1].

CPMではプロジェクトを完了するうえで最も重要なルートであるクリティカルパスを導出することができる.クリティカルパスは往路時間計算と復路時間計算を使用し求める. 往路時間計算分析: 事前に指定された開始日から順々に,最早開始日(ES)と最早終了日(EF)を計算する方法.ES は先行作業のEFのうち最大値であり,EFは「ES+所要期間」となる.計算時はスケジュールの進行に沿って進んでいく. 復路時間計算分析: 最遅開始日(LS)と最遅終了日(LF)を計算する方法.LS は,「LF-所要期間」で,LFは後続作業の LS のうち最小値である.計算時は最後の作業からスケジュールを逆算していく.

フロートとは,タスクの柔軟性の高さを表し,後続のタスクや終了日に影響が出ない,タスク遅延の許容範囲のことである. クリティカルパス上のタスクはフロートは0になり,フロートが正の値であるタスクは、非クリティカルパスに属し,フロート値分までならば遅延してもプロジェクトの完了日に影響は出ない. フロートの求め方は「LF-EF」,「LS-ES」の二通り存在し,どちらも同じ値を示す.

クリティカルパスを導出するメリットは複数存在する. 1.タスクの優先順位をつける.クリティカルパスと比べたフロートを求めることができるため,優先度の高いタスクを行うことで今後のスケジュールを円滑に行うことが可能である. 2.プロジェクト内タスクの依存関係をネットワーク図で示す.並行して行えるタスクや優先すべきタスクを視覚的に分別してスケジュールを作成が可能である[2]. 3.プロジェクトのボトルネックを導出する ボトルネックとは,ワークフロー内で停滞や生産性低下など,良くない影響を与えている箇所を示す.プロジェクトの作業工程にボトルネックがあると,それ以外の工程が円滑に進められていたとしても,プロジェクト全体を通して多くの時間を要することになってしまう.[3]

[1]https://jp.smartsheet.com/critical-path-method [2]https://asana.com/ja/resources/critical-path-method [3]https://www.jooto.com/contents/critical-path/ [4]https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/2020shou/sansu/pdf/sansu4_keitou.pdf [5]https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/2020shou/sansu/category04/download.html


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